世界最強――。この４文字を我がものにするために、多くのトップファイターたちが拳を交えてきた。が、一人の男が誕生して以降、彼を抜きに「世界最強」が決まることはなかった。その男こそ、“60億分の1”エメリヤーエンコ・ヒョードルである。
　『MMA Legend』No.1は世界最強ヒョードルをめぐる物語をテーマにした一冊である。リングス、PRIDE、UFC……、その時代における“最強”を懸けたそれぞれのドラマとはいったい……!?

【おもな内容】
■11.7 ストライクフォースを追跡取材
　ヒョードルに会いに行く
■世界最強を目指したライバルたち
　アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ
　「PRIDE王座交代劇と三度の頂上決戦」
　ミルコ・クロコップ
　「世界最強ヒョードル戦までの道」
　セルゲイ・ハリトーノフ
　「最大のライバルになりえた男はなぜ“幻想”を失なったのか」
■世界における最強の証明
　ティム・シルビア／アンドレイ・アルロフスキー
　「元UFC王者の栄光と敗退」
　ジョシュ・バーネット
　「『Affliction 〜Trilogy〜』はなぜ消滅したのか？」
■最強の源流 ロシアン・トップチームを追って
　高阪剛
　「リングスロシアには素手で魚を捕まえる“神”がいた」
　リングススタッフの証言
　「ヒョードルは“噛ませ犬”だったという説がある」
　和田良覚
　「ロシア人が強いのは民族的DNAとしか言いようがない」
■打倒ヒョードルを目指す男たち
　ブロック・レスナー
　「いまだ発展途上！ キャリアわずか2年6ヵ月の“世界王者”」
　アリスター・オーフレイム
　「ストライクフォース王者、2010年の打倒ヒョードルの可能性」
　ダナ・ホワイト UFC代表
　「すべてを手に入れた男が、たった一つだけ手に入れられないもの」
■“60億分の1”の仕事レビュー
　セーム・シュルト戦／ヒース・ヒーリング戦／藤田和之戦
　ゲーリー・グッドリッジ戦／マーク・コールマン戦
　ケビン・ランデルマン戦／小川直也戦／高阪剛戦

　ほか､世界最強をめぐる“闘い”を徹底分析!!